緑茶業界は今、かつてない大異変が起きています。
それは、時代の反映でもあります、今、食品業界全般が「抹茶」ケーキにチョコレート、多種多様な商品が登場しています。それではそれらの抹茶は何処で製造されているのでしょう。 正確に捉えていませんが、少なくとも5~10年以上前までは「西尾」愛知県西尾市抹茶の生産量が全国一、抹茶の総生産量60%を超えるといわれ、街の60%が玉露園(碾茶)が広がっていました。 それ以前は京都が確かに多かったのですが、京都、大阪のベットタウン化で茶園より宅地に姿を変えていったのです。
なのに、猫も杓子も「京都産抹茶入」を詠ってますよね?
それが今、京都府はもちろん近隣府県の茶畑では、抹茶造りに大童、煎茶になる茶畑は「俄か簡易玉露園」で以前は一番茶のみで作られていたのが二番茶、三番茶を採らずに秋碾、所謂、四番茶(秋冬番)まで、抹茶に代っています。
そのあおりを受けているのが、緑茶(煎茶)業界です。
九州の大票田も、輸出用と称し抹茶製造に走り、煎茶が極めて少なくなっています。弊社も含め業務用の煎茶が極品薄状態です。
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